おしながき

喜想菴では
「その日、その季節に一番美味しいものをお召し上がりいただきたい」
という姿勢を大事にしています。
そのため、毎月新しいメニューでお客様をお迎えし、
お料理に合うよう、器もひとつひとつ変えています。

目でも舌でも存分に四季を味わっていただけるよう
その季節に合ったお料理をご用意しております。

例えば…妙蓮寺のコースの場合

先付け
長芋素麺 帆立
梅酢ジュレ仕立て
煮物椀
よもぎ豆腐と筍のお椀
お造り
三種盛り 鰆 イカ 鯛
お凌ぎ
春菜蒸し寿司
八寸
串うち六種 もずく酢
タコ柔らか煮 菜の花と
新ジャガイモの煮浸し
焼き物
五月マスと白筍
冷やし物
うすい豆 桜海老
白魚茎わかめ 旨酢仕立て
炊き合わせ
白たけのこ 新わかめ
蕗 新玉葱
飯物
たけのこご飯と小吸い物
漬物盛り合わせ
水物
イチゴと豆乳のプリン
菓子
桜道明寺寒とお抹茶

お料理は毎月変わります

喜想菴コース

季節ごとに旬の食材を取り入れながらも、
豊富な種類のお料理を少しずつ楽しんでいただけるコースです。
先付にはじまり、最後のお抹茶に、流れる日本料理のハーモニーを
目でも舌でも存分に味わっていただけます。
初めてのお客様には妙蓮寺のコースをおすすめしております。

※お料理は毎月変わります。

妙蓮寺(みょうれんじ)

7500円/13品ほど
目安時間:2時間

当店おすすめコース。正式なフルコースがお楽しみいただけるのはこちらのコースからです。
特に店主が全神経を集中させ、つきっきりで焼く焼きもの(お魚)は絶品。
熱々の器にのせ、最高の状態でお持ちいたします。(税込8250円)

侘助(わびすけ)

4000円/9品ほど
目安時間:50分

先付に始まり、菓子・お抹茶まで9品のコース。
飯物は一口ほどの茶漬けか雑炊などになります。(税込4400円)

本阿弥(ほんあみ)

5500円/11品ほど
目安時間:1時間半

飯物は土鍋で炊いた季節のお味ご飯に、自家製の無添加のお漬物盛り合わせも別にお付けします。(税込6050円)

(あけぼの)

10000円/13品ほど
目安時間:2時間半

美味しいものをしっかり食べたい方向けのコース。
記念日や大切な方のお誕生日にもおすすめ。
炭火焼きor小鍋が入ります。(税込11000円)

おまかせ

15000円~30000円
13品ほど
目安時間:2時間半

ご希望のお値段に応じておつくりするオーダーコース。
こちらのコースでしかお入れ出来ない高級食材を使用してご用意します。
ミシュラン限定コースも含まれ本物志向の方にお勧めです。
(税込16500~33000円)

季節のコース

季節のコースは「旬のその食材をたっぷり楽しみたい」
というご要望にお応えしたコースです。
通常コースよりも品数は少なめに、 旬を迎える食材をしっかり味わえるお料理を
メインに取り入れた特別コースとなります。
春にはたけのこやはまぐり、夏には鮎、秋には松茸、冬には蟹や鴨会席など、
その食材ならではのお料理をじっくり楽しみたい方におすすめです。

4月
たけのこ会席
5月頃
はまぐり会席
5~9月
あゆ会席・はも会席
10月
松茸会席・栗会席
11~1月
蟹会席(越前蟹)
12~2月
鴨会席・ふぐ会席・あんこう鍋・アラ鍋・鴨鍋

5500円~30000円・9~10品ほど
※ご予算に応じた食材を入れながらご用意いたします。詳しくはお問い合わせください。

おめでたい席には

ご家族のお顔合わせ、結納、初節句、お食い初め、長寿の祝いなど
おめでたい席に特別なメニューもご用意しております。

お祝い膳
・6000円~/9品(飯物は鯛めし)
・8000円~/13品(鯛赤飯が入ります)
お食い初め膳
・2500円(鯛の尾頭付き)

7500円までのコースのご予約は2日前までに
1万円以上のコースのご予約は3日前までにお願いいたします。

こんなシーンにお使いいただけます

お誕生日・記念日

お食い初め

長寿のお祝い

記念日やお祝いの席には、花束をご用意することもできます。
お料理のご予約の際にご相談ください。
提携のお花屋さんと協力して、ご用意させていただきます。

完全個室のお部屋を用意しておりますので、周りを気にせずゆっくりお食事いただけます。

会席料理の流れ

日本料理は総合芸術

会席料理にはひとつひとつのお料理、
お出しする順番にも意味があります。

それは決して難しいものではなく、
交響曲のようにストーリーを楽しんでほしいという
想いが込められています。

はじめに
喜想菴ではお料理が始まる前から、おもてなしは始まっていると考えています。
ですから、まず初めに一口のお白湯をお出ししています。 お食事の前におなかを温めることは、胃の負担を軽減させ健やかにお料理を進めていただく事ができるからです。

食前酒

食前酒は季節のフルーツ酒をご用意しております。

一.先付け

先付けとは、食欲を増進させるお酢などを使った味付けのお料理をご用意することが多く、この先のお料理への期待感を膨らませることが出来る大切な一品です。

二.煮物椀

お魚のすり身をふわりと仕上げた真丈(しんじょう)や、胡麻豆腐、旬の食材を使い、店主こだわりの良質な昆布と鰹節を合わせた、一番出汁で仕立てたお料理です。出汁の味で店の力量が問われると言われることもあり、料理人が最も神経を使う一品。
芳香を放ち澄んだ旨味を感じる上品な味を、是非最後の一滴まで残さずお召し上がりください。

三.お造り

鮮度の良い旬の魚を2種もしくは3種使ったお刺身。
「椀」「刺」(煮物椀とお造り)は、会席料理の華と言われるほど美しく、目にも楽しい一品。
季節によって変わるあしらい(つま)までこだわっています。市場にはなかなか並ばない和の食材も取り入れております。ぜひ添え物まで一緒にお楽しみください。

四.お凌ぎ

会席料理は緩急を極めたお料理。お料理の流れや順番、間も大切にしています。
お凌ぎは次の「八寸」まで、ちょっと一服していただく「緩」の役割。
ほんの一口の、お寿司や麺、蕎麦などが入ります。

五.八寸

旬の海の物、山の物の食材を使った和え物や珍味などを、6品ほど盛り合わせたお料理です。
お酒に合うお料理も多く、季節の器や花などをふんだんにあしらった、コースの中でも一番華やかな一品。

六.焼き物

西京焼き、杉板焼き、幽庵焼きなど、様々な調理法を駆使した旬魚の焼料理。
お茶の世界には「お取り回し」という文化があります。今の言葉で言うと、一皿をシェアすること。焼き物はぜひお取り回しをしてみてください。一緒にお食事をする方とのコミュニケーションを楽しむお時間にしていただきたいと思っています。

七.冷やしもの

冷たい摺流し(スープ)や酢の物などのさっぱりとしたお料理。先の焼き物の味覚をクールダウンし次のフィナーレへの弾みにするお料理です。

八.炊き合わせ

野菜や魚介類などを素材の持ち味を活かした味付けで別々に炊き、それらを一つの器に盛りつけたお料理。お出汁まで味わっていただきたい、ほっとできるお料理です。

九.飯物

いわゆるメインディッシュ。契約農家さんから仕入れた
甘みと粘りの強いお米を土鍋を使って炊き上げています。
炊き立てを食べていただけるよう、お客様のお食事の
ペースに合わせてご用意するのも喜想菴のこだわり。
小吸いものや漬物の盛り合わせもおつけしています。

十.水物

本来、会席料理の水物とは水分を多く含む果物やシャーベットなどを指します。
喜想菴では店主が創作した独自のデザートをお出ししています。季節の果物を添えたゼリーやムースをお楽しみください。

十一.菓子

旬の和菓子や主人が考えたオリジナルな和のスイーツです。
特に自家製の粒餡は北海道産のこだわりの小豆を使った創業当時から変わらない味で、お客様にもご好評いただいています。
最後に李朝や自作の茶碗を使って薄茶を一服召し上がっていただけます。

お料理の内容はコースによって異なります。
また季節に合わせて毎月内容が変わります。予めご了承ください。